まだまだ認知度が低いのですが…
徐々に人気が出てきたレイクジギングについて書かせていただきます。
レイクジギングは、湖で行う釣りの一形態で、主にメタルジグと呼ばれるルアーを使用して魚を狙います。これは海のジギングと類似していますが、淡水特有の環境に適応した技術と装備が求められます。レイクジギングは、トラウトラウト(イワナ、ニジマス、サクラマス、ブラウントラウト)をメインとしていますが固有種(ビワマスやレイクトラウト)のような魚も様々!多様な魚種を狙うことができ、その魅力と楽しさからコアな釣り愛好者に支持されています。本記事では、レイクジギングの基本から具体的なテクニック、装備の選び方、効果的な釣り方までを詳しく解説します。
レイクジギングの基本
レイクジギングとは?
レイクジギングは、湖やダム湖で行う釣りの方法で、メタルジグという重り付きのルアーを使用して魚を誘います。ジギングとは、ルアーを上下に動かす動作のことを指し、これにより魚を引きつけるのが主な目的です。
魅力と利点
レイクジギングの魅力は、その多様性にあります。湖にはさまざまな魚種が生息しており、一つの釣行で複数の魚種を狙うことができます。また、四季折々の風景を楽しみながら釣りができる点も大きな魅力です。特に、春のスポーニングシーズンや秋のフィードアップシーズンなど、季節ごとに異なる楽しみがあります。
ターゲットとなる魚種
レイクジギングで狙える魚種は多岐にわたります。代表的なものとしては、ブラックバス、レインボートラウト、イエローパーチ、ウォールアイなどがあります。これらの魚は、それぞれ異なる習性を持っており、釣り方や使用するルアーも変わってきます。
レイクジギングの装備
ロッド
レイクジギングに適したロッドは、感度が高く、適度な硬さを持つものが良いでしょう。スピニングロッドやベイトキャスティングロッドのどちらも使用可能ですが、個々の好みやターゲット魚種に応じて選ぶことが重要です。リールは、ドラグ性能が高く、スムーズな巻き取りができるものが推奨されます。
求めるロッド性能
- 軽量で扱いやすい
- 高感度で魚のアタリを逃さない
- 幅広いルアーウェイトに対応
- 高品質な素材と耐久性
この釣法に真っ先にお目をつけたのがアブガルシアです。専用ロッドのトラウティン マーキス レイクハントを2022年に発売を開始しました。TMARQUIS Lake Hunt シリーズは、湖でのジギングに特化した高性能なベイトキャスティングロッドです。ライトパワーとウルトラライトパワーの2種類があり、ターゲットや釣り方に応じて選択することができます。高感度と軽量設計で、長時間の釣行でも快適に使用できる点が魅力です。価格帯も比較的手頃で、初心者から上級者まで幅広いアングラーにおすすめです。
製品名 | タイプ | 継数 | 全長(ft) | 標準自重(g) | 先径(mm) | ルアー(g) | ライン(lb) | パワー | テーパー/アクション | 製法 | メーカー希望本体価格(税抜) |
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TMARQUIS Lake Hunt TMLHC-662L | BC | 2 | 6’6″ | 103 | 1.7 | 20~80 | ~2.0 | L/ライト | R/レギュラー | チューブラー | ¥18,000 |
TMARQUIS Lake Hunt TMLHC-672UL | BC | 2 | 6’7″ | 94 | 1.8 | 20~60 | ~2.0 | UL/ウルトラライト | R/レギュラー | チューブラー | ¥18,000 |
続いてDAIWAも2024年6月に発売を開始しました。
少し高価ですが、間違いない製品です。ユーザーからは「軽量でありながらも強度が高く、バランスが良い」「トラウトの繊細なアタリを逃さず、確実にランディングに持ち込める」といった高評価の声が多く寄せられています。また、デザイン面でもブラウンを基調とした外観やコルクグリップがトラウトフィッシングの世界観を演出しており、視覚的にも満足度が高いとの意見が多いです
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 先径/元径(mm) | ルアー重量(g)(ジグ) | 適合ライン PE(号) | メーカー希望本体価格(円) |
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シルバークリーク レイクジギング 63LB-S | 1.91 | 2 | 100 | 85 | 0.9/7.9 | 20-80 | 0.4-0.8 | 42,000 |
そのほかにもレイクジギング用のロッドは発売されています。
Xesta DEEP LAGOONは、その高い操作性と感度から、多くのアングラーに高く評価されています。特に、シャローレンジでの繊細なアプローチが求められるシーンでその性能を発揮します。また、その美しいデザインと高級感も、使用者からの好評を得ています
リール
- カウンター付き小型両軸リール(例: TIERRA AIR IC 100H 等)
- カウンター付きのリールは、ジギングの際に深さを正確に把握するのに役立ちます。特に深場を狙うことはないですがHITシーンの再現性に効果的です。
アシストフック
- SALTIGA LIGHT ASSIST HOOK TWIN SS 8号 #2/0
- アシストフックは、ルアーのフッキング率を向上させるために使用します。耐久性が高く、信頼性のあるフックを選ぶことが重要です。
- アシストフックは、ルアーのフッキング率を向上させるために使用します。耐久性が高く、信頼性のあるフックを選ぶことが重要です。
ラインとリーダーの種類
ラインには、PEラインとフロロカーボンラインが一般的に使用されます。PEラインは感度が高く、強度もあるため、魚のアタリを感じやすいです。一方、フロロカーボンラインは透明で魚に見えにくい特性があり、食い渋りの時期や透明度の高い水域で有効です。
メインライン
- PE 0.6~0.8号
- PEラインは、感度が高く、引張強度にも優れています。軽量で水の抵抗が少ないため、ルアーの操作性が向上します。
リーダー
- 12lb (3号)~16lb (4号)
- リーダーは、PEラインの弱点を補完する役割を果たします。適度な太さと強度を持つリーダーを使用することで、ラインの切断を防ぎます。
メタルジグの選び方
メタルジグの選び方は、釣りを行う水深やターゲット魚種によって異なります。重さや色、形状にバリエーションを持たせておくと、状況に応じた対応がしやすくなります。特に、キラキラとしたメタルジグは魚を引きつけやすいため、基本的なアイテムとして揃えておくと良いでしょう。小型のジグがおすすめだということなので、タングステン製品が力を発揮します。20g〜60gくらいがあればOKです。
レイクジギングのテクニック
バーティカルジギング
バーティカルジギングは、ボートから垂直にメタルジグを落とし、リフト&フォールの動作で魚を誘います。この方法は特に深い湖で効果的で、魚の居場所を正確に把握できる魚群探知機と併用することで、さらに効果が上がります。
キャスティングジギング
キャスティングジギングは、ボートからキャスティングすることでボトムから斜め引きして広範囲に魚を誘う方法です。浅い場所やストラクチャー周りで効果的で、ターゲット魚種に合わせたメタルジグの使い方が求められます。
季節ごとのアプローチ
季節ごとのアプローチも重要です。春は魚が活発に動き回るため、広範囲を探る釣り方が有効です。夏は深場にいる魚を狙うため、バーティカルジギングが効果的です。秋は魚が冬に備えて活発に餌を食べる時期であり、さまざまな釣り方が試せます。冬は魚の動きが鈍くなるため、細かい誘いが求められます。
レイクジギングのポイント
湖の地形と魚の生息場所
湖の地形や魚の生息場所を把握することは、成功の鍵です。魚群探知機や湖の地形図を活用して、魚の居場所を特定しましょう。特に、水温や酸素濃度が魚の分布に大きな影響を与えるため、これらの情報も重要です。
レイクジング専門船も出船していますので、検索してみて下さい。
天候と時間帯の影響
天候と時間帯も釣果に大きな影響を与えます。早朝や夕方は魚の活性が高くなる傾向があり、曇りの日や風の強い日も好釣果が期待できる場合があります。これらの要因を考慮して、釣りの計画を立てると良いでしょう。
効果的なアプローチとコツ
効果的なアプローチとコツとして、魚の習性を理解し、それに合わせた釣り方を実践することが重要です。また、日々の釣行で得たデータを蓄積し、次回の釣りに活かすことも大切です。経験を積むことで、より効果的な釣り方が見つかるでしょう。
まとめ
レイクジギングは、多様な魚種を狙える魅力的な釣りの一形態です。この記事では、基本的な情報から具体的なテクニック、装備の選び方までを詳しく解説しました。初心者から上級者まで、幅広い層に楽しんでもらえる釣り方です。これらの知識を活用し、ぜひ次の釣行でレイクジギングの魅力を体験してみてください。