御殿場海岸はなぜ“無料”で潮干狩りができる?

三重県内では、漁業法に基づく漁業権が設定されている地域がほとんどです。多くの海岸は共同漁業権の対象となるため、一般の人が無断で潮干狩りをする行為は禁漁または禁止事項に該当します。しかし、津市にある御殿場海岸は「漁業権が設定されていない区域」があるため、基本的には無料で潮干狩りを楽しむことができます。
- 漁業権が設定されている海岸:地元漁協の許可や管理が必要。通常は入浜料や体験料を支払う形で潮干狩りが行われる。
- 御殿場海岸:漁業権外の区域があり、入浜料を徴収していない。したがって無料。
この特別な事情により、毎年4月~8月下旬頃まで、家族連れや観光客がたくさん訪れる人気スポットとなっています。無料で楽しめるうえ、季節によってはアサリやハマグリがよく採れるということで、とても重宝されているのです。
三重県内で他の海岸が禁止となる理由

三重県の沿岸域はほぼすべて漁業権や禁漁指定がされており、一般の方が自由に潮干狩りを行うことはできません。なぜなら、資源保護や漁業者の生計を守るため、海の生き物を勝手に採取する行為を制限しているからです。たとえば海岸線が続く四日市~鈴鹿~津~松阪~伊勢~志摩エリアなどは、ほとんどが漁業調整区域に該当します。
- 香良洲海岸:同じ津市内にある海岸。原則として禁漁だが、海の家と提携するなど限定的に潮干狩りができるケースもある
- 他の海岸(例:志摩方面、鳥羽方面など):観光用に一部解放されている場所を除き、個人での潮干狩りは禁止
このように、御殿場海岸以外で潮干狩りができるところは非常に少ないため、三重県内で「無料」で貝を探せるエリアは本当に貴重といえます。
御殿場海岸の基本情報
所在地・アクセス
- 所在地:三重県津市藤方
- 最寄り目印:ボートレース津(津競艇場)の近く
- アクセス(車):伊勢自動車道・津ICから約20分
- アクセス(公共交通):津駅からバスで約20分、「御殿場口」または「米津(ラッツ前)」下車後徒歩3分
海岸の特徴
- 遠浅で広い砂浜
小さなお子さんでも安心して遊べるため、ファミリーに人気があります。 - 無料駐車場あり
市営駐車場は約300台が無料。海の家の有料駐車場は約1,500台分。 - シャワーや更衣室
基本的に海の家で利用(有料)となる場合が多い。海岸自体には常設ではない。 - 4月4日に浜開き
浜開きシーズンになると海の家が建ち並び、休憩所や軽食、飲料などのサービスが充実する。
2025年の潮干狩りスケジュールと注目点
例年、御殿場海岸の潮干狩りシーズンは4月上旬から8月下旬頃までとなります。2025年は4月4日(金)に浜開きを予定しており、そこから夏の終わりまで海水浴や潮干狩りができます。8月になっても水温が高いため、貝を採るには十分楽しめる環境です。
2025年の注目ポイント
- ハマグリが増えている傾向
近年、アサリの数は減りつつありますが、ハマグリが多く見られる年もあります。昨年はバケツいっぱい採ったという報告も。 - GW~夏休み期間の混雑
無料で潮干狩りができるスポットとして知られ、ゴールデンウィークやお盆シーズンは特に賑わいます。 - 潮見表の活用
三重県の公式サイトや「津の海ガイド」などで潮汐情報が公表されています。干潮の時間帯をあらかじめチェックし、最も潮が引くタイミングを狙いましょう。 - 堤防道路の通行止め
毎年4月中旬から5月中旬にかけて堤防道路が車両通行止めとなるので、道路情報を事前に確認しておくと安心です。
どんな貝が採れる? 採れる貝の種類と特徴

御殿場海岸では、以下のような貝が主に採取できます。なお、小さすぎる貝の採捕は禁止されているため、サイズ確認を徹底しましょう。
- ハマグリ
- 全長3cm以下は禁止。大粒は高級食材としても有名。焼きハマグリや酒蒸しが人気。
- アサリ
- 全長2cm以下は禁止。近年はやや減少傾向ながらも、タイミングが合えばたくさん採れる可能性あり。
- バカ貝(アオヤギ)
- 殻の外観は地味だが、刺身などで有名な貝柱はとても美味。砂地を浅く掘ると出てくることが多い。
- シオフキ
- 殻の表面に模様があり、アサリに形が似ている。塩茹でにすると風味があり美味。
- マテ貝
- 筒状の細長い貝。塩を巣穴にかけるとニョキっと飛び出してくる独特の採り方が楽しめる。
禁止事項と守るべきルール

「[三重県の潮干狩り] [無料] [禁止]」というテーマに直結する重要事項です。御殿場海岸は他の多くの海岸と違い無料で利用できる一方、以下の禁止事項を破ると罰則を受ける可能性があります。
大きなじょれんやポンプ類の使用禁止
- 網やカゴが付いた道具、ポンプ等の機械力を使った採捕は厳禁
サイズ制限の厳守
- アサリは2cm以下、ハマグリは3cm以下は採らない
漁業権設定エリアへの侵入厳禁
- 御殿場海岸以外の津市内海岸のほとんどは禁漁区。ルールを確認する
食中毒など自己責任
- いかなる場合も、貝の安全性は自分で管理。砂抜きや十分な加熱が必要
三重県の公式HPには、潮干狩りに関する詳細なルールやマナーがまとめられています。事前にチェックし、トラブルなく楽しみたいですね。
潮干狩りを満喫するための持ち物リスト
以下の持ち物を用意しておくと、当日のトラブルを減らし、より快適に過ごせます。
- 熊手やスコップ
- 幅15cm以下の小型のものを選ぶ(大きなじょれんは禁止)
- 網袋やバケツ
- 採った貝を入れておく容器。海水と一緒に持ち帰るなら密閉容器もあると便利
- 塩(マテ貝狙い用)
- ペットボトルなどに入れておくと、穴を見つけたときにかけやすい
- マリンシューズやサンダル
- 貝殻や石で怪我をするのを防ぐ
- 帽子・日焼け止め・タオル
- 4月とはいえ紫外線は強いので、しっかり対策を
- 飲み物・軽食
- 海辺は思った以上に体力を消耗する
- クーラーボックス(保冷剤)
- 高温になる季節には必須。持ち帰りの際に鮮度をキープ
無料と有料、2種類の駐車場を使い分けよう

無料駐車場(市営:約300台)
- メリット:コストがかからない
- デメリット:台数が少なく、GWや休日は早朝からすぐ満車になりがち
海の家の有料駐車場(約1,500台)
- メリット:広くて停めやすく、海の家のサービスを利用しやすい
- デメリット:料金がかかる。混雑期にはこちらもいっぱいになる場合あり
GWや休日に行く場合は、無料駐車場に停めるのが難しいかもしれません。少し料金を払ってでも確実に停められる海の家の駐車場を選ぶのも手段のひとつです。
GW・休日の混雑対策と海の家の活用
「無料で潮干狩りができる」という話題性から、ゴールデンウィークや土日祝日には大勢の人が御殿場海岸に訪れます。渋滞や駐車場不足、混雑した砂浜でなかなか貝が見つからない……というケースを避けるために、以下の対策を検討してみてください。
- 朝早く到着
- 干潮時刻が午前ならば、6~7時頃には現地入りする人もいる
- 海の家を事前予約
- 駐車場と休憩所をセットで確保できる場合あり。問い合わせ先は「津市観光協会」や各海の家の公式サイト
- 公共交通機関を利用
- バスや電車で向かい、徒歩で海岸へ行けば駐車場の心配はない
- 混雑覚悟で計画的に行動
- 遅い時間帯に行くと、貝が減ってしまうことも
海の家では、ロッカーや休憩スペースを利用できるほか、軽食・ドリンクの提供がある店舗も多いです。熱中症対策としても、定期的に日陰で休むことをおすすめします。
安全・快適に楽しむためのポイント
- 急な天候変化に備える
満潮の時間と天候の急変には注意。雷や強風が予想される場合は無理しない - 子どもから目を離さない
遠浅とはいえ、子どもが一人で奥へ行かないよう定期的に確認 - 浜辺のゴミは持ち帰る
環境保全のため、出たゴミは必ず持ち帰るか所定のゴミ箱へ - 貝毒・食中毒リスクを理解する
自然の貝はリスクがゼロではない。しっかり砂抜きと十分な加熱を行う
採れた貝の持ち帰りと美味しく味わう方法
持ち帰り時の注意
- 15℃以下で保冷
夏場はクーラーボックスに保冷剤を入れて持ち帰り、水温を下げすぎないよう注意 - 直接保冷剤に触れさせない
新聞紙などで包んで、貝が低温ダメージを受けないよう配慮


自宅での下処理
- 砂抜き
- 0.5~1%程度の塩分濃度にした塩水に浸し、暗い場所に2~3時間置く
- しっかりと洗う
- 貝殻の汚れや付着物をよく洗い流す
- 十分に加熱
- 酒蒸しや味噌汁、焼き貝などで熱を通せば安全度が高まる
おすすめ料理
- ハマグリの焼き貝
- 身がプリッとして甘みがあるので、そのまま醤油を垂らすだけでも絶品
- アサリの味噌汁
- 潮干狩り直後の新鮮なアサリは、だしがよく出る。シンプルに味噌汁がおすすめ
- マテ貝のバター炒め
- ニンニクやパセリを加えると香りが立ち、ワインにも合うお洒落な一品に

三重県の他スポットと合わせて楽しむ周辺観光
御殿場海岸で潮干狩りをした後は、三重県内のほかの観光地を巡ってみるのも楽しい計画です。
- ボートレース津
- 海岸からすぐ近くにある競艇場。レース開催日は迫力ある観戦が楽しめる
- 津ヨットハーバー
- マリーナで海風を感じながら散歩。セーリングイベントが行われることも
- 津のグルメ巡り
- 名物は津ぎょうざ、うなぎ、干物など。地元の食堂や飲食店で味わってみましょう
- 榊原温泉
- 車で30~40分ほど走れば、神経痛や冷え症に良いとされる名湯に浸かれる
- 伊勢神宮方面
- 時間に余裕があれば伊勢神宮を参拝し、おかげ横丁で名物グルメを楽しむプランも人気
よくある質問(Q&A)
Q1. 本当に無料で潮干狩りできるの?
A. はい。御殿場海岸では漁業権が設定されていないエリアがあり、入浜料が必要ありません。ただし、禁止事項や資源保護ルールはしっかり守りましょう。
Q2. 小さな道具ならどんなものでも使える?
A. 幅15cm以下の熊手などはOKですが、網が付いていたり、ポンプのように機械力を使う道具は「禁止」です。
Q3. どのくらいの量を持ち帰っていい?
A. 明確な重量制限はありませんが、サイズが小さい貝は採らない・必要以上に取りすぎない配慮が大切。採りすぎは資源枯渇につながります。
Q4. 食中毒は大丈夫?
A. すべて自己責任となります。十分に砂抜きを行い、加熱調理でしっかり火を通してください。体調が悪いときや不安がある場合は、専門家への相談や摂取を控える判断も必要です。
Q5. 夏でも潮干狩り可能?
A. 8月下旬まで楽しめるとされています。ただし、気温が高い季節は貝が弱りやすいので、クーラーボックス等による保冷に気を使う必要があります。
まとめ:ルールを守って潮干狩りを満喫しよう

今回紹介したように、三重県津市の御殿場海岸は**「無料」で潮干狩りが楽しめる**希少なスポットです。しかし、無料だからといって何でも自由にできるわけではなく、「禁止事項」がしっかり定められています。ポンプや大きなじょれんの使用禁止、小さな貝の採捕禁止など、漁業法や県のルールを守らなければトラブルや資源破壊の原因にもなりかねません。
御殿場海岸を利用するポイント
- 干潮時間を把握し、最も潮が引く時間に合わせて行く
- 無料駐車場は台数が限られるため、混雑時は海の家の有料駐車場も検討
- GWや夏休みは渋滞覚悟。早朝に到着するか公共交通機関を活用
- 持ち帰る貝は砂抜き・加熱調理を徹底し、自己責任で楽しむ
- ゴミは持ち帰り、環境を大切にする
この海岸で貝を採る醍醐味は、なんといっても“大物”が見つかった瞬間の喜びや、家族や友人と砂浜を掘ってワイワイする解放感にあります。見つけた貝を自宅で調理し、美味しくいただけば、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
三重県の潮干狩りは、御殿場海岸以外の場所はほぼ禁止となっています。実質、県内で自由に楽しめる数少ない無料スポットのため、マナーを守りつつ2025年のシーズンを存分に満喫してください。たくさんの貝が採れて笑顔あふれる時間を過ごせるよう、あらゆる準備と情報収集を忘れずに。みなさんのレジャーが最高の思い出になるよう、心から願っています。
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