潮干狩りは、干潮の時間帯に海岸で貝を探すアクティビティ。単純に砂を掘るだけというイメージを持っている人も多いかもしれないが、実際には道具をきちんと選ぶだけで効率や安全性、快適さが大きく変わる。特に大人から子どもまで楽しむ場合には、年齢や目的に合った装備をそろえておくことが重要。ここでは、アサリやハマグリ、バカ貝、そしてマテ貝など多彩な貝を採るための道具を中心に解説していく。
潮干狩りの基本装備

まずは最低限用意しておきたい装備をピックアップする。
- 熊手や小型スコップ
砂を掘り返す道具の代表格。幅15cmくらいの小型熊手が一般的だが、スコップでも代用可能。ただし、大きなジョレンやポンプのような道具は漁業権や漁協のルールで禁止されている地域も多いので要注意。 - バケツ・網袋
採った貝を入れておくため。砂を落とす際には網袋の方が便利だし、移動中に海水を入れて持ち歩く場合はバケツが使いやすい。 - マリンシューズやサンダル
貝殻で足を切るリスクを防ぐためにも素足は避けたい。滑りにくい素材のマリンシューズやスポーツサンダルがあると安心。 - タオル・着替え
特に子どもは砂だらけ、水びたしになる可能性が高い。潮干狩り後にも快適に過ごせるように準備しておこう。 - 日焼け止め・帽子
春先でも紫外線は意外と強い。日差しを直に浴びる時間が長いので、しっかりケアしておきたい。 - 飲み物・軽食
海辺での作業は体力を使いやすい。熱中症予防にもなるので多めに用意するのがおすすめ。
以上がまず押さえておきたい基本装備となるが、これに加えて自分のスタイルに合わせて道具を追加していくことで、貝の採取もより効率的に、安全かつ楽しめるようになる。
道具別・採取のコツとおすすめ度

ここでは、代表的な道具を挙げつつ、それぞれがどのように貝採りに役立つか、どの程度おすすめできるかを示す。※「★」マークはおすすめ度合いを表している。
道具名 | 使用目的 | 採取のコツ | おすすめ度 |
---|---|---|---|
小型熊手 | 砂を掘り返す | 砂表面をこまめに掘り進めるとアサリやハマグリを見つけやすい | ★★★★★ |
スコップ | 深い部分を掘る・固い砂を崩す | 熊手が届かない固い砂地や石の下を探る際に便利 | ★★★☆☆ |
バケツ | 採った貝の保管 | 海水と一緒に入れれば貝が乾燥しにくい | ★★★★☆ |
網袋 | 砂を落としながら貝を持ち歩く | 移動中に海水を抜くことで貝が呼吸できる | ★★★☆☆ |
塩 | マテ貝の採取 | 巣穴に塩を入れてマテ貝を飛び出させる(忍者熊手等は不要) | ★★★★☆ |
長靴やマリンシューズ | 足を保護 | 素足で貝殻を踏むと怪我のリスク大。滑り止め付きが望ましい | ★★★★★ |
クーラーボックス | 持ち帰り時の鮮度管理 | 気温が高い日は特に重要。保冷剤を入れて温度上昇を防ぐ | ★★★★☆ |
上記の表はあくまで代表的な道具の例であり、実際には会場の地形や狙う貝の種類によって使い分けることが求められる。熊手ひとつでも歯の数や先端の曲がり具合によって向き不向きがあるので、自分に合ったものを試していくといい。
あると便利なグッズ一覧(表で紹介)
潮干狩りは、基本的な道具に加えて「こんなものがあると意外に助かる」というアイテムが多い。ここでは表形式でまとめてみた。
グッズ名 | 用途・メリット | 注意点・デメリット |
---|---|---|
折りたたみ椅子 | 長時間砂浜にしゃがんで作業すると腰や膝に負担がかかる。小さな椅子があれば一休みできる | 風が強いと飛ばされる可能性がある |
レジャーシート | 砂浜に座る際や荷物を置く場所として重宝。ピクニック気分も味わえる | 大きすぎると砂や水で重くなるので注意 風が強いと飛ばされる可能性がある |
ウェットティッシュ | 手や道具をさっと拭くのに便利。海水や砂で手が汚れていてもすぐ対処できる | 使い捨てなのでゴミの持ち帰りを徹底したい |
防水スマホケース | 連絡手段や写真撮影用のスマホを海水や砂から守れる | 100%防水ではないものもあるため品質を確認 |
パラソルや簡易テント | 日差しが強いときに日陰を作る。特に子ども連れにはありがたい | 風が強い日は転倒や飛ばされるリスクがある |
保冷バッグ | 飲み物を冷やしておくほか、小さなクーラーボックス代わりになる | 大量の貝やドリンクを入れるには容量不足かも |
カート | 海岸で道具をまとめて運べる。重い荷物でも楽に移動可能 | キャリー部分に砂や水が入りメンテが必要になる |
上記のように、小さな気配りグッズやレジャーアイテムがあれば、快適度が一段とアップする。自分が潮干狩りをどのように楽しみたいか、どれほどの時間をかけるつもりかによって、持って行く道具を選び分けるとよいだろう。
マテ貝の取り方と特有の道具

アサリやハマグリと並んで潮干狩りの人気ターゲットがマテ貝である。チューブ状の細長い殻が特徴で、巣穴に塩を振りかけると“ニュッ”と飛び出してくる姿が面白い。
マテ貝を狙うコツ
- 干潮を狙う
干潮前後2時間くらいがベスト。砂泥底が露出しやすい時間帯を選ぶのが大切。 - 巣穴を見つける
砂面に小さな穴や気泡の跡があったら要チェック。 - 塩を使う
ペットボトルの先を切って“じょうろ”風に塩を注ぐのが定番。マテ貝が上に飛び出してきたら素早くつかむ。 - 傷つけないように引き上げる
殻が割れやすいので、無理に引っ張らずに慎重に扱うとよい。
道具としては、特別な装備は必要ないが、塩を入れるための小さな容器、たとえばペットボトルを工夫して使うと作業性が高まる。大きなジョレンを使ったりポンプで吸い上げるなどの方法は漁業調整規則で禁止されている場合が多いのでやらないようにしよう。
意外と使える“プラスワン”アイテム
スマホ防水ケース
潮干狩り中は写真を撮る機会も多いが、水や砂をかぶって故障してしまうリスクが高い。防水ケースがあれば大事なスマホを保護しながら手元に置いておける。
重要度:★★★★★

ビーチキャリー
プロックス(PROX) ビーチキャリーライト2 Lサイズは特におすすめ。
砂浜にタイヤがはまって動かなくなるなんてことは当たり前だが、このキャリーであればグイグイ物を運んでくれます。
重要度:★★★★★

防水スプレー
靴やバッグ、レジャーシートなどに吹きかけておくと水はけがよくなり、海水や砂で汚れても後の手入れが楽になる。
重要度:★★★

アウトドアワゴン
砂浜カートと似たアイテム。折りたたみ式のワゴンに荷物を載せて引っ張ると、特に子ども連れにはありがたい道具になる。地形によっては動かしにくい場合もあるため、浜の形状を考えて選ぼう。
重要度:★★★★

スマホや貴重品の保護対策
潮干狩りをする場所は砂と海水だらけなので、スマホや財布などの貴重品が濡れたり砂まみれになったりしやすい。防水ケースやビニール袋などで念入りにガードするのが基本だが、それでも落としてしまう可能性をゼロにするのは難しい。
- ジップロック袋に入れて密封するのも簡易な方法
- スポーツ用アームバンドの中に最低限の現金とカードを入れ、衣服の中に装着するのも一案
- 完全防水仕様のポーチなら首から下げたり腰につけたりできる
また、特に週末や大型連休で混雑する海岸では、置き引きなど犯罪のリスクもなくはない。荷物から目を離さないよう工夫し、貴重品は最小限にとどめておこう。
道具のメンテナンスと保管方法
海水や砂は金属類を錆びさせたり、生地を傷めたりする原因になる。道具を長く使いたいなら、使用後のケアが欠かせない。
海水や砂をしっかり洗い流す
熊手やスコップ、バケツなどは水で念入りに洗ってから乾かす。プラスチック製品でも砂がこびりつくと傷の原因になる。
塩分を除去
金属パーツがある場合は特に注意。海水の塩分が残ると錆が発生しやすい。流水で丁寧に洗うか、温水でゆすぐのもよい。
乾燥と保管
カビや錆を防ぐため、十分に乾かしてから風通しのよい場所に保管する。湿気の多い場所を避けよう。
おわりに:道具をそろえて潮干狩りを満喫
潮干狩りは、アサリやハマグリ、マテ貝などを探し出すというシンプルな活動のように見えるけれど、ちょっとした道具や工夫で快適さや収穫量が大きく変わってくる。熊手やバケツなどの基本ツールに加えて、防水スマホケースや砂浜カートといったプラスワンアイテムを取り入れれば、さらに充実感が増すはずだ。
また、道具をしっかり手入れし、保管を丁寧に行えば、毎年の潮干狩りシーズンに気持ちよく再活用できる。自分の道具に愛着がわいてくると、潮干狩りの楽しみもいっそう深まるだろう。
海や砂浜との触れ合いを通じて、四季の移ろいを感じたり、小さな子どもと一緒に宝探し感覚で砂を掘ったりするのは、日常では得難い体験となる。今シーズンはぜひ、この記事で紹介した道具をそろえたり、レンタルを活用して、思い切り潮干狩りを楽しんでみてはどうだろうか。豊かな海がもたらす恵みと、砂浜で得られる開放感が、忘れられない休日を演出してくれるはずだ。
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