釣りやアウトドア活動を愛する皆さんにとって、保冷性能の高いクーラーボックスは必需品です。シマノとダイワは、それぞれ独自の技術で氷が一週間溶けない最強クーラーボックスを提供しています。本記事では、各サイズのクーラーボックスのおすすめ製品とその特徴を詳しく解説します。
最強クーラーボックスの魅力
氷が一週間溶けない理由
シマノとダイワのクーラーボックスは、真空パネル技術を使用して内部の温度を長時間保ちます。この技術により、外部の熱を遮断し、内部の氷が一週間以上溶けないように設計されています。もちろん夏場で1週間は難しいですが、晩秋〜初春なら1週間は持つことができるでしょう。氷の量にもよりますが・・・・
特に夏の釣りシーズンや長期間のアウトドア活動でこの保冷力は効果が顕著に現れます。
真空パネル1面と6面で比較した場合、圧倒的な差で真空パネル6面の保冷力が発揮されます。(最近は5面もすごい)
シマノとダイワの真空パネル技術
シマノのクーラーボックスは、高精度の真空パネルを使用し、優れた保冷性能を発揮します。ダイワのクーラーボックスは、真空パネルと多層断熱構造を組み合わせることで、軽量かつ頑丈な設計を実現しています。
シマノとダイワで保冷力を表す基準の指標が異なりますのでここで解説しておきます。
シマノの基準『I-CE(アイス)』
シマノの『I-CE(アイス)』は、クーラーボックスの保冷力を評価する基準です。この基準は、外気温31度でクーラーボックス内の氷が何時間保つかを示しています。例えば、6面真空パネルを採用し、I-CE値90hという数値であればクーラー内容量の20%の氷を31°Cの温度下で90時間保冷できることを表します。非常に高い保冷力を持っています 。I-CE値が高いほど、クーラーボックスの保冷性能が優れていることを意味します。シマノのクーラーボックスは、このI-CE基準をもとに設計され、長時間の保冷が可能です。
ダイワの基準『KEEP(キープ)』
ダイワの『KEEP(キープ)』は、クーラーボックスの保冷力を評価するための指標です。外気温40℃で容量の25%の氷を中に入れ何時間保持できるかという指数。例えば、KEEP90では90時間という長時間の保冷力できることを意味します 。KEEP指数が高いほど、クーラーボックスの保冷性能が高いことを示します。ダイワのクーラーボックスは、このKEEP基準を採用し、ユーザーが安心して長時間使用できるように設計されています。
筆者の体験
実際に真空パネル1面で容量が60ℓのクーラーボックスでをジギングに使用していますが、外気温35℃〜40℃の状態でクーラーボックスの開け閉めが頻繁に行われた場合、KEEP80でも7時間程度で氷は無くなってしまいます。
KEEP値が高いといえど開け閉めが多いと意味がありませんので注意して下さい。
生鮮食品をクーラーボックスに入れるのであれば、できるだけ真空パネル6面を購入することをオススメいたします。というか、筆者個人は今後は6面以外は購入しないと思います。
それほど、保冷力が高く晩秋〜冬場であれば1週間は間違いなく保冷できるはずです。(※もちろん密閉した状態)
サイズ別おすすめクーラーボックス
小型クーラーボックス
- シマノ:フィクセル ウルトラ プレミアム 22L シマノの小型クーラーボックス「フィクセル ウルトラ プレミアム 22L」は、持ち運びが簡単で、短時間の堤防釣りやピクニックに最適です。I-CE値78(h)で、短時間でもしっかりと冷却性能を発揮します。
- シマノ:スペーザ プレミアム 25L キャスター こちらのモデルは中型ながら高い保冷力を持ち、I-CE値63(h)です。キャスター付きで持ち運びが便利です。
- ダイワ:ライトトランクα 2400 ダイワの「ライトトランクα 2400」は、小型でありながら高い保冷力を持つクーラーボックスです。KEEP90で、短時間の釣りに最適です。
- ダイワ:クールラインα III VS 2500 ダイワの「クールラインα III VS 2500」は、保冷力と収納力のバランスが良く、KEEP指数は90です。長時間の釣りに対応できる設計となっています。
- ダイワ:プロバイザーREX ZSS2800 EX ダイワの「プロバイザーREX ZSSシリーズ」は、KEEP指数が特に高く、ZSS2800 EXは極厚真空6面真空パネルを採用しておりKEEP150と高い保冷力と頑丈な設計が特徴です。長期の釣りやアウトドア活動に最適です。
中型クーラーボックス
- シマノ:フィクセル プレミアム LTDPRO 30L シマノの中型クーラーボックス「フィクセル プレミアム LTDPRO 30L」は、保冷性能と容量のバランスが取れており、I-CE値90(h)で、長時間の釣りやキャンプに最適です。2024年発売の新作でブラック×ゴールドでカッコ良さが抜群にGoodです!
- シマノ:フィクセル ウルトラ プレミアム 30L 「フィクセル ウルトラ プレミアム 30L」は、シマノの中でも高い保冷性能を持ち、I-CE値110(h)です。数日のキャンプや堤防釣りやサーフに最適です。
- シマノ:スペーザ プレミアム 35L キャスター 「スペーザ プレミアム 35L キャスター」は、キャスター付きで移動が容易な大型クーラーボックスです。I-CE値65(h)で、長時間の釣りやアウトドア活動に最適です。
- ダイワ:プロバイザートランクHD II 3500 は、ダイワの中型クーラーボックスで、KEEP指数は127です。頑丈な外装と便利な機能が充実しており、プロの釣り人にも愛用されています。
大型クーラーボックス
- シマノ:スペーザ ホエール リミテッド 60L シマノの大型クーラーボックス「スペーザ ホエール リミテッド 60L」は、非常に高い保冷力を誇り、I-CE値75(h)です。大容量で長期間のアウトドア活動に最適です。
- ダイワ:トランクマスターHD II 6000/4800 ダイワの「VSS 4800」と「VSS 6000」は、5面真空パネルです。大型のクーラーボックスで、KEEP指数VSS 4800がKEEP126、VSS 6000がKEEP133です。大量の魚を保管するのに最適で、ジギングなどの大型魚釣りや長期の釣り旅行にも対応します。
各サイズのおすすめ釣りスタイル
小型クーラーボックスと釣り
小型クーラーボックスは、短時間の釣りや移動が多い釣りスタイルに最適です。持ち運びやすく、必要最低限の保冷力を持つため、気軽に釣りを楽しむことができます。例えば、シーバス釣りやアジ釣りなどの短時間の釣りに最適です。
中型クーラーボックスと釣り
中型クーラーボックスは、数日のキャンプや釣り旅行にぴったりです。適度な容量と保冷力を持ち、複数人での釣りや家族でのアウトドア活動に便利です。例えば、ブラックバス釣りやキャンプを兼ねた釣り旅行に最適です。
大型クーラーボックスと釣り
大型クーラーボックスは、長期の釣り旅行や大量の魚を保管するのに最適です。氷が長期間溶けないため、長い釣りセッションでも安心して使用できます。例えば、トローリングや大物釣り、遠征釣りなどの長時間の釣りに最適です。また、大型のクーラーボックスは、キャンプやバーベキューなど多くの飲食物を冷やしておく必要があるシチュエーションにも非常に便利です。
新製品紹介
シマノの最新モデル
シマノは常に新しい技術とデザインでクーラーボックスを進化させています。最新モデルの中から特に注目すべき製品をいくつかご紹介します。
- フィクセル プレミアム LTDPRO 30L 最新の真空パネル技術を使用し、I-CE値90(h)の高い保冷力を誇ります。中型サイズでありながら、軽量で持ち運びが容易です。エルゴノミックデザインにより、使用感も快適です
- スペーザ ホエール リミテッド 60L シマノの大型クーラーボックスで、I-CE値75(h)の高い保冷力を持っています。内部の広いスペースにより、多くの魚や飲食物をしっかりと冷やすことができます。長期の釣りやアウトドア活動に最適です。
ダイワの最新モデル
ダイワもまた、高性能なクーラーボックスを提供し続けています。最新モデルから特に優れた製品をご紹介します。
- ダイワ:トランクマスターHD II VSS6000/VSS4800 大型クーラーボックスで、VSS6000がKEEP133、VSS4800がKEEP126を誇ります。非常に頑丈で、大量の魚を保管するのに適しており、長期の釣り旅行にも対応できます。持ち運びやすさと耐久性のバランスが取れています 。
- プロバイザーREX ZSSシリーズ KEEP指数127で、保冷力と耐久性が高いクーラーボックスです。中型から大型までのサイズ展開があり、用途に応じて選べます。プロの釣り人にも評価されているモデルです。
まとめ
最強のクーラーボックスを選ぶ際には、サイズや用途に応じてシマノとダイワの製品を検討することが重要です。各モデルの特徴を理解し、自分の釣りスタイルやアウトドア活動に最適なクーラーボックスを見つけましょう。最新技術と新機能を搭載したこれらのクーラーボックスは、長期間の保冷力を提供し、釣りやアウトドア活動をより快適にします。
シマノとダイワの公式サイトで詳細な製品情報を確認し、自分に合ったクーラーボックスを選んでください。